WinK Cine Club思い出映画|
映画好き一家の友人は5年生の時に転校したため、次に行ったのは中学校の映画鑑賞会のときですね。当時はまだ60年安保・三池争議の余韻が残っている時代で、教師たちも既成の権威を批判的に見ていましたから、「文部省推薦」映画などくそくらえ、と思っているわけですよ。で、連れて行かれたのが、「駅前ナンとか」という喜劇・駅前シリーズ中の一作。森繁久彌や三木のり平が出ていたやつです。 これもストーリーはまったく覚えていません。ただ、三木のり平が川で泳いでいる途中、ふんどしが外れて流されていったシーンだけを覚えています。「服のところまでどうやって歩くのかしら」と、乙女は心配したのでございますわ。
代わりにテレビ・ドラマはよく見ていました。当時は、石坂洋次郎原作ものが多かったような気がします。これは姉のお気に入りでした。私が感動したのは、実在の人物、北原怜子さんの半生を描いた「蟻の町のマリア」。将来はこんな人になろうと秘かに決意したものです。
中学入試の前日に、これもTVで父親と一緒に見た「風と共に去りぬ」も印象にのこってます。
中学になったら友達と映画を見に行くというかっわいいことができるようになって、うきうきとそれまでTVで見てた古いアメリカ映画の3本立てとか行くようになりました。 その辺から見た映画の半券をノートにはって、感想を書くというまめなことをしているので、どういう変遷をたどって今こういう映画を見るようになったかは、記憶にたどらなくてもわかります。記憶力の悪い人間は、自然とこういうまめなことをするようになるのですねえ。
中学高校の頃の映画の思い出でひとつ面白いのが、『小さな恋のメロディ』でした。 わたくしこれを妹と二人で見に行ったのですが(今でも時々連れもって映画行ったりするヘンな姉妹です。この頃は甥姪が加わることが多いが)、確かナビオに入る前の北野劇場かどこかで、チケットだけ先に買ってタイムテーブル見て時間つぶししてまた戻ってきてサアってんで劇場に入ったところ、いきなり腕を引っ張られるのです。 なんと‘『小さな恋のメロディ』○万人目の入場者’(正確な数字は忘れ。当時としては記録的に入った映画だったのです)に、妹が当たってしまったのでした。そして私は前後賞。二人していろんな賞品いっぱいもらって、妹なんて「おねえちゃんと二人で来て、券を先に買ったけど入場を後にしたのがラッキーだった」みたいな談話つきで新聞にでかでか写真が出るし、エライ騒ぎでした。 しかしイジケ者で嫉妬深い私は、あれは妹が美人だったからわたしは前後賞になってしまったのではないだろうか?という疑惑が抜けないのでありました。
|