WinK Cine Club金返せ!映画とってもとっても金返せ状態なので、愚痴メール書かせてください。
その映画とは...ジェーン・カンピオンの『ある貴婦人の肖像』。なんで、こんなヘンテコリンな映画撮ったのか、全然理解できない!!ヘンリー・ジェイムズの原作に答があるのだろうか?どなたか読まれてませんか?ニコール・キッドマン扮するイザベルは、アメリカ出身の才気溢れる独立心旺盛な美しい娘.....なんだそうだが、「芸術」とやらの怪しげな雰囲気男オズモンドにだまされて結婚してしまう、単なる勘違い女なのだった。その自意識のあまり不幸な結婚を招いてしまったイザベルは、後編泣いてばっかり。でも、彼女を愛し続ける男たちによって再び生き生きとした感情の中に戻っていく....かのような余韻を見せて物語は終わる。
まあ、こんなストーリーはどうでもいいのですが、問題はその映画を裏で支えている哲学の幼稚さ。舞踏会で気絶する女が続出したり、想像シーンが異様に現代ぽかったり、古い映像風のシーンを挿入してコミカルな違和感をだしたり、ストップモーションを強調したり.....カンピオンのあざとさがことごとく鼻につく。結局、あなたは何が撮りたいの?前衛がお好きなら、「映画を撮る」という、実験室の中での高揚感を純粋に楽しんでいればいいのに、妙に「女の人生」なんてものを振り回して、いやらしいったらありゃしない。彼女の初期短編映画は大好きなので、こんな成金みたいな感覚の監督になってしまったことを悲しく思います。
『ある貴婦人の肖像(The Portrait of A Lady)』('96)
監督:ジェーン・カンピオン
脚本:ローラ・ジョーンズ
出演:ニコール・キッドマン
ジョン・マルコヴィッチ
バーバラ・ハーシー
マーティン・ドノヴァン
K佳代(1997年1月30日)
Kさんの過激な批評で、恐いものみたさになって「ある貴婦人の肖像」見てきました。
それにロードショー館でやってたし、そういう所であんまり見る機会ないしなあ。うん、Kさんのお怒りもわかります。特に後半、だれました。
しかし、私、「ピアノ・レッスン」も別に好きじゃなかったので、思い入れが少ない分、怒りにまではならなかったです。ニコール・キッドマン、この人をヒロインに選んだ所が、この映画のキーじゃないかなあ。
だって、前半言われているような「知的」は、無理でしょう。後半、泣いてばかりの子猫ちゃんになってる彼女の方が、はまってる。こんなに泣いてばかりでは、見てるこっちが、泣けないよー、ねえ、お客さん、と考えてたら、周りからすすり泣きの声が・・。あらまー!?
この映画見てると、「女性は、いつまでもロマンチックが好き。」なんちゅうどっかの女性誌の特集コピーが、聞こえてきそうでした。けど、始まり方は良かったんじゃないですか?あざといか。
ブルー系の映像も彼女らしいんじゃないかいな?ますます、あざとかったりして。
「ピアノ・レッスン」とこれだけじゃなんとも言えない。
短編、見てみます。同じ映画館で「エビータ」やってました。
立ち見が、でてましたよ。
Sinko Fukuda(1997年2月8日)