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エリック・ロメール(ふたたび)
みなみ会館では、ロメール特集真っ最中です。
Kくーん、行ってるかーい?
「モード家の一夜」&「クレールの膝」行って来ました。
「モード」の方が冬で「クレール」が夏の映画。
やっぱり、私はロメールは夏が好き。
もう「クレールの膝」は、
ロメールじいさんのすけべえぶりを余すところなく
発揮した映画でした。もう、このお、どすけべ!
映画を見ている間中、にちゃけてにちゃけて、
顔がふにやふにやになってしまいましたよお。
けっこう、パターンはまってて、
コケティッシュで知的な女の子と
セクシー系の女の子の間で、おっさん(と呼びたくはないが。
なんたって私とおない年なんだもん)が揺れるという話。
揺れるったって、ほんとに勝手にお遊びで揺れてるんだけどね。
そこにおっさんの女友達とか女の子のBFとかが微妙に
(この微妙さがロメールの至極の技!)絡む。
2人とも女の子はとてもいいんですが、
普通、セクシー系の女の子って女性には不人気じゃないですか。
でも、ロメールにでてくるセクシー系はとっても素敵に感じるのは、何故でしょう。
これは、ロメールが半分女の感性持ってるからに違いねえ・・。
ロメールってこの「クレールの膝」をなんと1970年に撮ってるのね。
うーん、変わらない。悪い意味じゃなくて、ほとんど30年後に撮ってる「夏物語」と
その初々しさ、みずみずしさが変わってない!これは、もう驚異ですなあ。
どっかで感性とか才能とか感受性とか冷凍フリーズさせてんじゃないのお?
御年、78歳でしたっけ?長生きして欲しい。心の底から。
映画を撮り続けて欲しいっす。
BSでもロメールをやっているよ〜とメールを流したけど、
新子さんはすでに知っていたのかな?
昨晩は三高(死語?)獲得作戦劇「美しい結婚」
> けっこう、パターンはまってて、
>コケティッシュで知的な女の子と
>セクシー系の女の子の間で
> 2人とも女の子はとてもいいんですが、
>普通、セクシー系の女の子って女性には不人気じゃないですか。
>でも、ロメールにでてくるセクシー系はとっても素敵に感じるのは、何故でしょう。
>これは、ロメールが半分女の感性持ってるからに違いねえ・・。
まさに新子さんのこのパターン分析がそのまま昨夜の作品にも
怖いくらいぴったりと当てはまります。
「コケティッシュで知的な女の子」が有能なパリの弁護士に求愛の末、失敗。
フランスの女の子をこれだけ生き生き描ける
ロメール作品の虜に一夜にしてなりました。
新子さん、ぜひロメール学&ロメール情報を伝授してください。
私はほんとうにロメールは初めてなんです。それだけにとても新鮮でした。
いいでしょう?絶対、ロメールはKさんお気に入りの映画になると思います。
台詞が洗練されてて映像がみずみずしい、おまけにこれぞフランス!ですもん。
ロメールは、高校でフランス文学を教えていた教師出身だと思います。
初めて、映画(長編?)を撮ったのが50歳。それまでも「カイエ」の編集長として
映画の世界でぶいぶい言わせてはいたのですけど。
まあ、仕方ないとは思うけど変人のようです。
たばこも酒もいっさいやらない、もちろん(?)生涯独身のようです。
ゲイなんだろうか・・・、でもこれははっきり言えるけど、若い女の子はかなり好き。
ロメールはいいですよね! BSでやってるのもみなみ会館でやったのもすべて見たのですけど、何度でもみたいのですけど時間がなくて行けないのが残念!
あの若い女の子たちやその状況などがものすごく生き生きと自然だということが驚嘆なのですけど、ロメールの場合、それをいわば“自然のままに”撮ることがいいことだなんてナイーブにやってるのでないところがまた驚きなのです。つまりあの自然そのものにみえるセリフなんかは、役者のアドリブを許さず、ただしセリフを書き上げるまでに役者も入れて徹底的に叩くんだそうです。
こんな状況ではどんなセリフが自然に出るのかを役者などとともに徹底的に話し合い、若い女の子の口ぶりなどをしっかり記録し、そして最終決定するセリフはロメールが完璧に書く。で、それを完璧に言わせるんだそうです。
ロメールのそういう、いわば「マニエリスム」的な側面がもろ出ているのが、例えば『O侯爵夫人』なんかですけど、これは時代劇でコスチュームプレイでしかもドイツ人役者によるドイツ語映画。しかもドイツロマン派のクライスト原作によるロマン映画なんで、なんというかこれほど不自然なものはないわけなのですよ。それがロメールのねちこい周到な演出によって如何に“自然”になってくることか(当時のドイツの上流階級の人々がどんな語り方をするか、またどんな仕草や身振りをするか、をこれまた徹底的に叩いたらしい)、そしてまたもうなんともいえないエロチシズムがどのように出てくるか、にご注目です。(ちなみに私はオチが一瞬わからなくて、考えてからわかったオオバカモノでした。)
ロメール好きのFさんやKさんが、この『O侯爵夫人』なんかをどのようにごらんになるかは、すごく興味あるところです。とくにKさんには、この映画のなんともいえないエロチシズムに関してぜひご高察をうかがいたいな。BSではもう放送済みなんでしょうか…。
ロメールを、「今のフランスのフツーの女の子たちが生き生きと描かれてて素敵」みたいに見る人たちは、このあたりで躓いてしまったりするもので。
「O侯爵夫人」はBSで放送済みなのですが、残念ながら観られない日だったんですよ。
恥ずかしながら私はあのウリのコピー「ビデオの予約録画もできません」のごとく
録画ができず見逃してしまいました。
時代物であれば、和田さんがおっしゃるように
「自然体」は自然ではなく、そう計算された演出ということになりますね。
うーん、観てみたかった。特にエロティシズム云々には興味がありますので
是非またエロティシズム論をメールで論じ、否、感じ合いたい(笑い)ですね。
そうですか。言われてみればあの「自然さ」は、確かに計算されてるな。
「役者のアドリブを許さず」って所は、小津さんがそうですよね。
お茶碗の持ち方から持つ位置から細かく指示するんですよね。
でも、ロメールの場合は、役者と話し合ってつめるんですね。
小津さんはそれはしないだろう・・。まあ、話し合うっていったって、
ロメールの誘導尋問にのっちゃうんだろうなあf^^
『O侯爵夫人』これこれ、ドイツ語なんですよね。見てないんですよお〜。
Kさん、ビデオ撮られなかったんですね?残念!
この間、ロメールの映画一覧見てたら、私まだまだ見てないんですよね。
今回の特集も結局4本しか見れなかったし。仕事がじゃまなんだよ、仕事が!
「シュザンヌの生き方」&「モンソーのパン屋の女の子」
どちらも単純なアバンチュールもんなんだけど、それをまあこれだけ
綿密にしっかりとした構成で映画として見せるもんだと感心。
この2本、35年前ぐらい(ちゅうことは私が生まれる前?)に撮られてるんだけど、
今のロメールの映画と基本的なところで感じるものが変わらないというのは、
驚異ですなあ。
『モンソー・・・』は特に好きなんですよ!
あの主人公の男の子、バルベ・シュローデルよ。その後ハリウッドでバーベット・シュローダーとして監督になるところの(『ルームメイト』『死の接吻』『判決前夜』とか)。なんかもーヌボーと背の高いフツーの男の子しててなんともはや可愛いかったでしょ。
タイトルロール?のパン屋の女の子に扮してた女の子は、『美しき結婚』で散々な目にあわされるヒロインのベアトリス・ロマン系の雰囲気だと思いませんでした?
あの手の女の子も、ロメールの“タイプ”のひとつにちがいないんだけど、わりとロメールってあの手の子をヒドい目に合わせるんだよなぁ!
わたしベアトリスちゃん(『クレールの膝』のマセた妹ちゃんからずっと)好きなんだけど。
(『美しき結婚』ではロメールのタイプのもういっこの典型的系統であるアリエル・ドンバールが出てたけど、こっちはまた服とかがむっちゃ可愛いかったでしょ。
アリエルちゃんってみるからにアホっぽいけど、実はアホではないのよね)
おっと寄り道しましたが『シュザンヌ〜』『モンソー〜』2本とも、ロメールの“恋愛”に対する姿勢というかも伺えて面白いのよね。
トリュフォーみたいに真っ正面から対峙して死に至るまでどっぷり漬かるって感じじゃなく、あくまで軽〜く遊び・遊戯や偶然の要素を受け入れて(ルーレットの目に賭けるみたいにあくまで気まぐれ、軽いことこのうえないんだけど、これを受け入れるか受け入れないかが、ぎりぎりニヒリズムに陥るか陥らないかの瀬戸際たるところのニーチェ的な遊戯・偶然ね)、しかも絶対に不真面目ではないわけ。
不倫ものの『愛の昼下がり』なんか、トリュフォーの不倫恋愛ドラマと較べたら違いがすごくわかると思う。
あとロメールでよいのが、“土地”というものの空気がしっかりフィルムに定着されていることで、それもまた偶然の要素の一部になっている。
あのパン屋は必ずモンソーにないといかんわけだし、彼女の住むアパートも、あのカフェも、またあの場所になければならぬ。
『美しき結婚』も、パリとルーアンを往復する話だよね。ルーアンの街のなかにいるからこそヒロインの言動にもリアリティが出てくる。
『モード家の一夜』のクレルモンフェランなんて、私はこの映画見る前に一度旅行で立ち寄ったことのある町なのですが、天然のカラーの目で見ても(笑)あそこって「白黒の町」なんですよ。しかも黒味がかってる。
それと、今日『バタフライキス』見てきて、あぁイギリスの女の子の声っていいなぁ〜(クランベリーズとかコクトーツインズとかビョークなど女声ヴォーカルの声もふくめて・・・ビョークはアイスランドの子だけどね)と思ってたのですけど、ロメールの映画のもひとつの何よりも美点って、女の子たちの声がいつもものすごく綺麗でまるで小鳥が歌を歌ってるみたいだと思いません? それも好きなのです。
『緑の光線』や『飛行士の妻』のマリー・リヴィエールとか、泣き出す声なんかも含
めて好き。
> も絶対に不真面目ではないわけ。不倫ものの『愛の昼下がり』なんか、トリュフォー
> の不倫恋愛ドラマと較べたら違いがすごくわかると思う。
この「不真面目」じゃないってのは、すごくよくわかる。
ここがいいですよね。重くなく真面目つうのが、誰にでもできることじゃ
ないですよね。
> あとロメールでよいのが、“土地”というものの空気がしっかりフィルムに定着され
> ていることで、それもまた偶然の要素の一部になっている。
そうなんですね。だって、フランスの聞いたことないような場所を持ってきますもんね。
「満月の夜」もパリ郊外ってのにかなりの意味もたせてましたよね。
その場所だから、この家で、このインテリアで、この人がこの関係と綿々と
つながらすんですよね。
> 『モード家の一夜』のクレルモンフェランなんて、私はこの映画見る前に一度旅行で
> 立ち寄ったことのある町なのですが、天然のカラーの目で見ても(笑)あそこって「白
> 黒の町」なんですよ。しかも黒味がかってる。
ちょっと、そこよくないですか!?私、世界の「白黒の町」を探しまわってるんですよ。
白味がかってる町なら知ってるけど、黒みがかってる方はあまりしらんぞ。
ぜひ行ってみたい。
> 『緑の光線』や『飛行士の妻』のマリー・リヴィエールとか、泣き出す声なんかも含
> めて好き。
『緑の光線』、好きです、好き!きっと、ロメール好みの声(これってむちゃすけべっぽ〜)
があるのではないでしょうか。
たまたまBSで「美しき結婚」は観てましたのでよくわかりました。
女の子がイケズな視点で描かれている作品でしたね。でもよう描けてた。
確かに知的な女の子と対比しておばかさんぽい女の子の方が出てきますが
生き方はこっちの方が賢かったりして。ほんとうに和田さんがおしゃるように
彼女のお洋服の素敵だったこと。ほれぼれとみてましたよ。
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