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(『太陽を盗んだ男』の話から派生して)
ジュリーはジュリー・アンドリュースのジュリーだと聞いたことがありますが、なんでそれが沢田研二の愛称になったかは不明。ついこないだシネマワイズのGS映画特集でタイガースの映画も2本見てきてなつかしかった〜!
私は個人的にスパイダースが好きです。
というか、昔の堺正章が好きです。マチアキ(マチャ〜アキと発音するのが正しいのか?)のタンバリンが狙われる映画はサンテレビかなんかでやってるのを観たことがあります。
別MLに投稿したまんまの文章ですけど、GS映画についての感想書いたのがありますので、送ります。4本ぶんあるので長いが許せ。
♪…きっとわか〜ってもらえるだろ〜。僕はま〜ってる。いつまでも〜♪
しばらく鼻歌がグループサウンズ特集になりそうです。
今週から3週連続で、グループサウンズ映画特集。今日は、『ザ・タイガース世界はボクらを待っている』と『ザ・スパイダースの大進撃』でした。
そういえばGSのなかで私がメンバー全員の名前(とニックネーム)がいえるのは、もはやこの2グループだけかもしれない…。彼らがまたその後どうなったか知ってるしね(スパイダースの加藤充だけはどうしたか記憶にないが…あの存在感の薄い人その後どうなったんでしたっけ?)。
考えてみればその後の芸能界(音楽界、映画界ふくむ)しょって立つ人材が結集してたのねぇ〜。井上尭之+大野克夫が音楽やってたドラマ群たとえば「傷だらけの天使」なんかももいちど見たくなっちゃったわ。
不思議なもんで、彼らの顔見て歌を聞いてると、ほとんどの歌を覚えてるし(歌詞は忘れてるけど)、当時の感情などもよみがえってきますね。(わたしにとってGSって完全に懐メロだもんな)。タイガースではタローが好きだったなとか(ガキの頃からあの手のアホっぽいノボっとした奴が好きだった?)、スパイダースでは大野くんが気になってたなとか…。
いま見ると新たな感慨もあって、タイガースはビートルズ志向、スパイダースはストーンズ志向だったんだろうかとか…(かまやつのあの髪型はブライアン・ジョーンズか)。サリー(いまや一徳)ってけっこう音楽的にもいけてたのねとか。
もっともこれらの映画、私は同時代では見てないのよね。微妙な年頃で、まだ親に連れられて映画行ってた頃だから、この手のミーハー映画には連れてってもらえなかったんだろうか。(その割には、安田道代のデビュー作?だった『氷点』なんて地味な映画を母親に連れられて行っている…)
『ザ・タイガース世界はボクらを待っている』のほうは、他愛ないSF仕立てのアイドル映画であほらしくて甘くて可愛い可愛い! 言語カプセルを飲むと地球語を話せるようになるとかいう安易な設定とか、可愛い可愛いUFOのデザインとか。アンドロメダからやってきたお姫様が(その婚約者が「星の王子様」円楽ってのも笑える)タイガースことにジュリーに恋をし、ファンに押されてけがをしたことで彼らと接近し、男の子のかっこしてバンドボーイやったり(「銀河のロマンス」の作詞作曲者すぎやまこうへい橋本なんたらが特別出演してる)するが、けっきょく帰ることになり、彼女の心情を思うおつきの侍女と執事(天本)がジュリーをUFOに閉じ込めて連れ帰ろうとする。時あたかも武道館でタイガースコンサートが開かれているところで・・・。
ビートルズ映画のぱくりっぽい部分とビデオクリップ(と当時は言わないな?なんてんだろ?)っぽい部分のつなぎあわせって感じがしましたが、そういえば明治チョコレートのコマーシャルに使われてた音楽も思い出した)天本英世とかヘンに存在感あるし、ビデオクリップっぽい部分にしても、浜辺で変な振りつけられて歌う彼らを背後からとらえるとことかよかったな。新宿ACBとか日劇ウエスタンカーニバルとか武道館コンサートの場面
もなんかなつかし〜い。クライマックス、武道館でみんなで「Seaside Bound, Go Bound」を歌って宇宙に連れ去られようとしているジュリーのUFOを呼び戻すシーンでは、ジュリーが映画の観客に向かっても「みなさんご一緒に!」とかって呼び掛けるのよね。残念ながら今日の映画館は満員とは言い難く、ちょっとそこで一緒には歌えなかったが、公開当時は映画館も歌で盛り上がったんだろうか?
『ザ・スパイダースの大進撃』は、やはり中平康の力のある演出が光るというか、アイドル映画でありながらしっかり犯罪映画になってましたね。
海外から帰った彼らが、まちゃあきの持ってるタンバリンの宝石を狙うインド人ギャング(真理アンヌら)と、空港で楽譜入りのと間違えたアタッシュケースを狙う日本人ギャング(彼らが現われるときにはわかりやすく日本の雅楽っぽい音楽が流れる)に付け狙われ・・・って話。
中平は当時、既にちょくちょく香港映画の演出をやってた頃で、この作品が最後の日活作品だそうですが…。脚本には倉本聡が入ってるのね。
あと堺駿二が特別出演してたり。
登場すると必ずインド風の音楽が流れる真理アンヌといい、悪役陣の不気味さがいいし、彼らが忍び込んできたり襲撃したりするシーンも実に実にかっこよく撮られている。光の使い方、色の使い方も巧いし(イメージシーンなど真っ赤にしたり真っ青にしたり)、歌の聞かせ方も、ビデオクリップ垂れ流しっぽい『ザ・タイガース〜』のほうとちがってセンスありましたね。
あと、シネマスコープは、蛇と葬列以外にも、グループサウンズを撮るのに適したサイズと見つけたり。スパイダースほど頭数の多いグループは特に、横一列に並べようと思ったらね。
『進め!ジャガーズ敵前上陸』
ジャガーズは歌は聞き覚えてるけど、ヴォーカルの顔しか覚えてなかったですね。青山ミチ(ただGoGoを踊るためだけのカメオ出演)とか泉アキとか中村晃子とか時代の顔が懐かしかった!
"Are You Ready?" "Go!"から始まって白黒のジャガーズの演奏シーンの合間に硫黄島(?)の地雷(?)が爆発するシーンがはさまれるタイトルバックからカラーに移ってく冒頭部からわくわくしましたが、物語の前半は脚本の小林信彦(中原弓彦名義)独特のユーモアとかギャグのリズム(彼の小説読めばわかる彼の言葉遣いには独特のリズムあるでしょ?)が、前田陽一のモンタージュといかカット割りというかのリズムとどうもテン
ポがずれているような気がして、笑いがすべりがちなような気がしました。
それがだんだん後半にいくにつれ盛り上がってくる。クリント・イーストウッドの『夕陽のガンマン』とかビートルズの『ヘルプ!四人はアイドル』とか硫黄島に旗を立てる兵士たちの写真(ロバート・キャパだっけ?ひでえ記憶力だ)のぱくり、ほんと内田朝雄の最後は『気狂いピエロ』のまんまぱくりで、爆破してからカメラがすーっと横にパンして海面を写しだすとこまでそっくりなんだもん。溝口健二もひとめぐりしてこんなかたちで戻ってきたわけですね。
ところで、硫黄島に残留してた元日本軍に、伊東四朗が日本の戦後史を語ってきかせる場面があり、その場で流れる戦後から全学連時代までの日本の風俗史を戯れ歌にした歌ってなんなんでしょうね? 聴いたことあるようなないような…。
しかしもっと好感を持ったのが『ザ・スパイダースのバリ島珍道中』。これはアイドル映画でも歌謡映画でも、『進め!ジャガーズ…』のようなパロディ・ギャグ映画でもなく、西河克己監督は、実に正攻法できちんと物語を語ってってくれます。その落ち着いた演出ぶりが良かった。
内田良平と高品格と杉本エマの悪役三人組は、やってることは超オマヌケなのに、意味もなくかっこいいし、香港、ジャカルタ、バリ島のロケシーンも良く、特にバリ島では現地の舞踊なども織り込んだり、スパイダースの面々も参加して現地の音楽やったり(このあたり、インドとかに傾倒したビートルズやストーンズを意識してんだろうか?)…。
『進め!ジャガーズ…』も『…バリ島珍道中』も'68年の作。娯楽映画でありながら、両方とも社会にしっかりコミットする時代の空気(メッセージまでとはいかないが)が確実に含まれていて、映画が生きていた時代なんだ…と切実に思います。
って過去ばかり振り返っててもなんなんでしょうけど。
ところで香港のタイガースといえば「五虎将」。アンディ・ラウとかトニー・レオン(朝偉)とかのいたアイドルグループなんだよね。
五虎将はトニー・レオンとかアンディ・ラウとかが独り立ちして今ほどメジャーになる以前のアイドルグループだけど、きっとCDとか捜せばあると思うよ。
私はまだ行ったことないけど、アメリカ村のタワーレコードの一筋北の筋に「シネシティ香港」ができたでしょ?わたしここの東京青山の本店に行ったことあるけど、なんせ香港関係の品揃え(CDとかLD、ビデオ、本、雑誌など)がすごい! そこ行って聞いてみれば?
既に解散してしまってから五虎将のメンバーがまた揃い踏みした映画があって、警察と犯罪者に分かれて戦ったり裏切ったりの香港ノワールじみた映画なのですけど、楽しい場面も多々あって良かった。
ただし、例によって邦題がええかげんだったので、タイトル忘れたなあ・・・。
香港題は『五虎将之決裂』英語題はズバリ『The Tigers』エリック・ツァン監督の1991年作品です。
ところで、ジュリーが話題になっていますが、ミーハーネタながら、
夫が高校の非常勤講師をしていた時代にジュリーを教えたことがあるそうです。
ジュリーの実家は我が家の学区にあり、彼の甥はうちの息子と同級生でした。
私の女友達のフランス文学者の研究室には大きなジュリーのポスターが
張ってあるそうな。かつて京都には「河原町のジュリー」と呼ばれていた
ルンペンさんがいました。彼が死んだとき確か記事になったような覚えが
あります。
私もGSの全盛期が高校生でした。私がお熱をあげていたのは
「森と泉に囲まれて・・・」のブルコメのフルート奏者の井上忠夫。
彼の都会的な大人の雰囲気にあこがれていました。
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