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セレブリティ


ウディ・アレン脚本・監督「セレブリティ」を
朝日シネマで昨日見てきました。何と全編モノクロでした!

前回の「地球は女で回っている」ではウディ・アレンがモデルと
思われる主人公を自ら演じていたんだけど、今回は主演していない。
新聞紙みたいな形のパンフレットをみたら(このごろ変形のパンフが多い)
「ウディ映画史上、最低の男、インテリ系ダメ・オヤジの宝庫」とあった。
まさに、そのダメ男、サイモンをケネス・プラナーがやっています。
この人好きじゃないけど、この役は巧かった。

「セレブリティ」というタイトルが示すように、そうなりたいと願い
「有名人」たちの虚構の世界へ誘われる男、サイモン。
彼は作家になろうと志はするが現実は芸能記者に甘んじている。
ところが、セレブリティの仲間入りしたい彼は現状に満足出来ず、
しかも好きな女性が出来たと言って突然に妻に離婚を迫る。
その妻、ロビンは有名人を軽蔑する地味な女性だったが、
離婚後ひょんなことから有名人の世界に入っていくことになる。
それを望まない彼女がそうなり、それを切望していたサイモンは
そうはなれないというのも皮肉な話し。

ロビン役のジュディ・デービスが実に巧い。地味な教師からの
彼女の変身ぶりが興味深い。同級生結婚の夫婦の離婚が
現実にもけっこう多いが 、この夫婦もその典型。
夫はいつまでも浮ついていて妻はしっかりせざるを得なくなり、
それが夫にとってはうっとうしい存在になるという皮肉。

登場人物が実際のセレブリティぞろいで豪華絢爛、ワイドショー的面白さ。
まず、レオことディカプリオ、ウイノナ・ライダー、メラニー・グリフィスなど。
大物実業家役にはドナルド・トランプが生出演やスーパーモデル等。
ウイットと皮肉もたっぷりでゴシップ・モデル探しや元ネタ探しも楽しめる映画。

ただ、レオ君お目当てで見に来たと思われる小学生の4人組の女の子には
わけのわからんドタバタ映画だったようで、私語をし始めおじさんに睨まれるはめに
なる。
それ後半近くでレオ君が登場した15分間を待ちに待った末にご退場と相成った。
何とレオ君のあられもない乱交パーティーを彼女たち見てしまったんだ!

まあ、エンターテーメント性が高く、笑えるところがものすごく多く、
楽しめました。
レオ君もがんばってましたよ、真子ちゃん〜!

K 明美(1999年8月24日)

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