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WinK Cine Club???映画

アドレナリンドライブ


『アドレナリンドライブ』観てきました。

「男と女の逃走劇」というところでは『鮫肌男と桃尻女』にかぶってましたが、女性(石田ひかり、またの名を「サラダひかり」。シーチキンCMはあれでいいのかはなはだ疑問)の垢抜けなさ加減はこちらの方が強力。と言うか、あの垢抜けなさ加減は向かうところ敵なし。

大金を手にして、髪の毛も切って着飾る(変身する)ワケなのですが、『プリティウーマン』にはじまり、わたしが今まで観てきた映画の着飾り変身系の中では群を抜いて、変身後も垢抜けてない。安藤正信の基本的な(雑誌smart系)おしゃれ感があるので、なおさらサラダひかりの垢抜けなさが目立ってしまって。安藤正信が変身後のサラダひかりに気づかず、その前を通り越し、「ちょっとどこ行くのよ。」と呼び止められ振り返って「キレイになったんだね。」とか言うところ、思わずくすっと笑ってしまいました。おい、セリフちゃうやろ。そこは「あれ?全然垢抜けてねーじゃん。」だろが…なんて思ったり。

変化のない平凡な毎日に嫌気がさしている男女がいた。やくざの車にぶつけてしまった男がその事務所に連れて行かれて、「いくら払えるんだ?」などと脅される。その時、大きな爆発事故が起こる。そこにたまたま休憩中で近くに居た女(看護士)がやってくる。救急車が到着し、女が男を連れて救急車で病院へ行くその途中、一緒に搬送されていたやくざが暴れ出し、救急車は川へと転落。やくざが暴れた時に開いた後ろのドアから逃げ出した男と女の手には、暴れたやくざが事務所から運び出した「裏の金」が…。晴れて大金持ちと思った二人だが、死んだはずのやくざは一命を取りとめ、男女を追う。逃げる二人、追うやくざ。二人は金と愛を手にできるのか…。

まあそんな感じのお話なのですが、矢口監督の旧作『秘密の花園』(金大好きの女性がヒロイン。金の好きさ余って銀行に就職したり、埋蔵金を掘り当てるために地学を勉強したり、深海に潜るために水泳から始めて大会で優勝したりする痛快超アホ映画)に比べて、アホ度が足りないようで、ちょっと残念でした。『秘密…』では、西田尚美ひとりがアホ度満点だったのですが、今回は全体的にみんなアホ度それなりって感じでした。ジョビジョバや脇を固める人も豪華で個性的で細かくたくさん面白かったですが。

市原悦子と車のCMに出ている真野きりな(一応モデル)が面白かったですかね。やくざの患者にてこずってヒステリーを起こすシーンがあるんですが、非常に笑えました。「んふぅんーーー。あの人、アタシには鼻の穴が3つある(鼻の横に大きめのほくろがある)なんて言うんですー。もうわたしあの患者さんの担当イヤですー。」なんて鼻息荒くて。

全編を通した「なんかヘン」って言うか「なんか笑ける」みたいな雰囲気が良かったです。こういう人は、最高の脚本があればいわゆるヒットする作品みたいなのが撮れるんじゃないでしょうか。『秘密の花園』でもたくさんの人が楽しめると思いますが。がんばれ矢口。

K 祐子(1999年7月29日)

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