WinK Cine Clubおすすめ映画きうちんがClub+Luvでお話したというダムタイプのパフォーマの方は砂山典子さんとおっしゃるのですな。ゆうべ『狂わせたいの』を見に行ったら、いきなり出てきはったので、ようやく顔と名前が一致。ほかにも踊る看護婦役のひとたちがダムタイプの人らやなぁと思ってたら、田中真由美さん、薮内美佐子さんという方々でした。
で、『狂わせたいの』ですけど、これで4度目くらいの正直でようやく見に行けたのですが、それだけ何度もあちこちで上映されてて昨日も若い人たちで満員立ち見状態。でもまぁそれだけ人気あるのもわかります。よくできてるもん。
藤の森とか深草とか京阪沿線もといいかにも狐の出そうな古そうな京都の郊外を背景に、ほとんどセット撮影で語られる今風キツネにだまされた譚でしょうか。
「新しい!」という感じは全くしないのですが、'70年代歌謡曲、やはり'70年代前衛舞台ふう、やはり'70年代に移植されたレトロふうモノクロ日本映画の雰囲気と、どこまでもアナクロなものをキャッチーに楽しくミックスさせて、しかもすんなりもっともっと古いキツネだまされ譚の枠にきちんと嵌めてさしだしてくれる。
アートスクール恐るべし!(笑)というのか、ジョン・レノンの昔からポップスであれ映画畑であれ造型芸術畑から入ってきたひとたちって独特のセンスで突出してしまうことがあるのだけど、出演者がみんなそれぞれアーチストであるというのも驚き。このごろの新しめの日本映画はちゃんとした俳優を使っていてさえ演出を怠っている作品が多いなか、きちんと演出しているのも好感持てる。
あと、パンフレット(FDなり)で森村泰昌が「あの女医は私の役どころであると感情移入してしまった」と感想を述べているのには、まったくそうであると笑ってしまった。jaja(1999年7月11日)