山崎正和、オリエンタルでみて来ました。
主演女優は宝塚。
この女優が好きならもっと入り込めただろう芝居でした。
麻実れい。
このクラスになると脇をここまで訓練できるのかって思いました。
戯曲のたちもあってとにかく多役。
一人一人がいくつもの群集ないしは通行人を演じるんだけど
かなり訓練(寄り集まって)しただろう舞台。
栗山民也演出。この人のお芝居ってすっきりしてるって印象があるんだけど
今度のもそう。すっきりしてる。でも、インチキっぽい。
山崎のせいもあるだろうけど、言葉で何をいっても通じないけど
ビジアルに写真を見せられたら通じてしまう。
20世紀を語るにダムの写真1枚ですんでしまう。それはないよな。
で、いっぱい言葉の洪水。でも聞こえ難い。
山崎の芝居って何時もそうなんだけど、もろにセリフにかかってる。
そのセリフの関係が読めばわかっても聞いてもわからない。
わかった頃には芝居が終わってる。でも、なぜか好きなんだけど。
久々に山崎見たって「良き日曜日」でした。
暮らしの手帳も長いこと読んでないけどまだ「良き日曜日」なんてある?
山崎&栗山とあれば関西でならどこでも行く。
たまたまオリエンタルだったけどあとから琵琶湖ホールでもあるとわかった。
いまさら遅いけど、同じ見るなら一度は行きたい琵琶湖ホール。
情報入手に遅れをとった。
今度Kさんに会ったら琵琶湖ホールのお勧め教えてもらおう。
I 順子(2000年1月30日)
わたくしはびわこホールで12日にチトうるさい女たちと総見の
ごとく観ます。山崎正和を観ようというわけです。
私は個人的にも写真家およびその時代背景に興味があるので
楽しみにしています。
音楽を担当している神戸生まれの小曽根真も聴きたいし。
> 山崎&栗山とあれば関西でならどこでも行く。
> たまたまオリエンタルだったけどあとから琵琶湖ホールでもあるとわかった。
> いまさら遅いけど、同じ見るなら一度は行きたい琵琶湖ホール。
あはは〜!後の祭りでしたね。
オリエンタルもいいけど、日曜日には琵琶湖ホールの方が
Iさんには良きオフタイム・ホールであることは間違いなし。
> 今度Kさんに会ったら琵琶湖ホールのお勧め教えてもらおう。
私はあのホールの副館長と大物アートデイレクターが「これはいいから」と
言うのを素直に従って行っているだけヨ。
私自身はそれほどホールの催し情報収集に意欲的ではないんです。
受け身もときにはいいのに巡り会うこともあり、というところです。
K 明美(2000年1月31日)
先月、Iさんが新神戸オリエンタル劇場でご覧になった
「20世紀」を昨夕びわ湖ホールで観てきました。
「ライフ」誌の表紙を飾った女性カメラマン、マーガレット・バーク=ホワイトを
麻美れいが熱演。各紙評でも評判が良くとても楽しみにしていたのです。
ひょうご舞台芸術の芸術監督である山崎正和が作品を書き下ろし、
32歳(ということを昨夕知った)の栗山民也が演出、
長身の立ち姿が極めて美しく存在感のある麻美れいがバーク=ホワイトを演じ、
ジャズピアニスの小曽根真が全編の音楽を担当した上に、
自ら生演奏するという贅沢な舞台でした。
「20世紀」を描くのにバーク=ホワイトという実在の名声を博した
女性写真家の軌跡を通して描こうとした山崎の観点に興味があったのです。
彼女の生い立ちは移民の国アメリカの歴史そのもの。
陰のある家庭で育ち、男性社会に飛び込んだ勇敢な女性でしかも2度の離婚、
成功と病気による突然の引退と死。
「ライフ」創刊号の表紙を飾り、彼女の死の1年後に「ライフ」は廃刊となる。
戦争を挟んでめまぐるしく変わる20世紀の世相がハイテンポで
場面展開されて行く舞台はジャーナリズムの観点から観ても、また、
時代背景やあの頃のアメリカ社会文化史わからないと細かいセリフの
機微がわからずついていけないかもしれないが知的好奇心も満たしてくれる
理屈っぽさも含めて面白かったです。
「ライフ」に掲載された彼女の報道写真が要所要所で
舞台奥のスクリーンに効果的に映し出され、
「工業化」「戦争の世紀」といわれる今世紀を象徴する様々な
側面の効果的なビジュアル面の演出と
生演奏による音の演出と相まって舞台芸術の醍醐味を堪能。
小曽根のピアノは秀逸。最近愛聴しているフランスのプーランクのピアノ曲にも似て
あの時代のアメリカの音を良く表現していました。
また、成功と病気による挫折という陳腐な切り口ではなく、
撮る立場にあった高名な写真家が自分を投げ出し、
ひとに自分の病気を撮ってもらうというラスト場面は
山崎がいうごとく「生き方の大逆転は演劇そのもの」。
「撮られる側」に自分を解放したバーク=ホワイトの生き方に
影響を与えたのはアメリカに治療に訪れていた1人の日本人女性被爆者、
いわゆる「原爆乙女」だったという設定はアメリカに数年研究で滞在した
戦中派の山崎の時代観、日米観を色濃く反映したものなのだろうか?
これは実話なのかどうか興味があり。彼女の評伝の確認が急がれます。
それにしてバーク=ホワイトとの「僥倖」は山崎だけでなく、
演じた麻美れいも然り。恰好よかったもの。また観客もそうかも。
うるさいお姉さんたちとご一緒に観たのですが、終了後
会場レストランで会食中に(Iさん、是非ご一緒したいね)、
山崎正和氏が私たちを訪問してくださったというおまけ付き観劇でした。
K 明美(2000年2月13日)
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